プラザ歯科医院

























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予防歯科


歯周病は、日本人が歯を失う最大の原因です。

歯周病は「サイレントディズィーズ(静かに進行する病気)」といわれ、痛みなどの自覚症状がほとんど出ない場合が多い病気です。そのせいで気付くのが遅れ、歯科医院を受診をしたときはすでに深刻な状態にまで病状が進行していることはよくある事なのです。


(厚生労働省 平成23年度歯科疾患実態調査より)

歯周病って必ずかかる病気なのでしょうか?

歯周病は必ずかかるわけではありません。
歯周病の多くの原因は磨き残しなどで溜まるプラークや歯石です。
これを日頃お家で行っている歯磨き(セルフケア)や、定期的な歯科医院でのクリーニング(プロフェッショナルケア)などを受けることにより除去することでほとんど予防することが出来ます。
歯周病は一度重症化してしまうと取り返しが付かないので、重症化しないようにしっかりと予防をすることが何よりも重要です。






歯周病を予防するセルフケア(プラークコントロール)のコツ

歯ブラシの選択

手用の歯ブラシの選択基準は年齢や口腔状態によって異なりますが、重要なポイントは歯ブラシのヘッド(ブラシがついている所)の形態と大きさです。
ヘッドがある程度コンパクトで奥歯のすみずみまで磨きやすい物がおすすめです。
硬さについては、歯周病が重症だったり、薬物による歯肉増殖などで歯肉に痛みがある場合はやわらかめをすすめることもありますが、通常は「ふつう」の硬さをすすめます。

磨き方

歯肉の状況や磨く場所によって、異なる磨き方をすることが大切です。健康な歯に対しては、毛先を歯面に垂直に当てて、少し圧をかけ、小刻みに動かすスクラッビング法がおすすめです。また、歯周病などで歯肉が腫れている場合は毛先を歯の軸に対して45度の角度で歯と歯肉の間の溝に少し家を挿入して、数ミリの範囲で小刻みに振動させるように動かすバス方がおすすめです。


   スクラッビング法      バス法

ブラッシングの順序

基本的には、歯を2~3本ずつ磨くつもりで、磨き終わったら次の歯というように順番にずらしながら磨くと、磨き残しが無くなります。磨き始める場所は、磨きにくい所や、いつも磨けていないと指摘される場所から磨き始めるようにすると磨き残しが減るのでお勧めです。





補助用具を使おう

虫歯や歯周病は90%が歯と歯の間から始まるといわれています
ほとんどのむし歯や歯周病は歯と歯の間から始まります。しかし、歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢は取り除くことが出来ません。糸ようじを使うことによって、最も歯垢を取った方がいい歯と歯の間を磨くことが出来るのです。

 <デンタルフロスと歯間ブラシ>

デンタルフロス

歯と歯の間が狭い所に適しています。
歯と歯の間を、のこぎりを引くように左右に動かしながら挿入します。
歯と歯の間の一番きつい所を通過したら、後は歯と歯肉の間にも少し入れて上下に汚れを掻き出すように動かします。

歯間ブラシ

歯と歯の間が広い場合に適しています。
歯と歯の間の隙間に横から入れてそのまま数回往復させます。
歯間ブラシが入らない場合、挿入角度に誤りがある場合があります。歯肉の方に先を向けないように挿入するのがポイントです。



プロフェッショナルケアとは、歯科医院で行われる歯科医師や歯科衛生士などの専門家が専用機械を使って行う徹底的な歯の掃除の事です。ご自身で落としきれない隅々まで専用の機械を使ってクリーニングしていきます。

●セルフケアと比べて決定的に違うのは
バイオフィルムという歯の表面の細菌の叢まで落とすことが出来る所です。

●うまく磨けない所は練習しましょう
どうしても磨けない。正しいフロスの使い方がわからない。
そんなお悩みがあるときはお気軽に当院の歯科衛生士までお尋ねください。歯磨き指導の時間を取ってじっくり丁寧にご自身の磨き方をチェックすることもできます。その際はお家で使っている歯ブラシや補助用具(歯間ブラシやデンタルフロス)をお持ちください。


たばこを吸っていると歯ぐきの免疫力や修復機能が低下してしまうため、喫煙している人は喫煙していない人に比べて、2.1~4.7倍も歯周病になりやすいというデータがあります。歯周病の専門家の中には、喫煙をやめないと歯周病の治療が成功することはないと断言している人もいます。しかし、たばこはやめた方が良いと分かっていてもやめられないという人がほとんどではないでしょうか。そんな人はせめて1日の喫煙本数を減らす事から始めてみましょう。

当院では歯周病の検査を行い予防、または治療する事が出来ます。(保険適用)
歯を失う原因は歯周病が第1位です。手遅れになる前に検査を受けましょう。